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上機嫌でいこうw

松かさの生活と意見ほか

7月の読書メーターから(8月1日)

読書 読書メーター

こんにちは。

7月に読了した分を読書メーターさんにまとめてもらいましたので、Upしておきます。

 

2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:4736ページ
ナイス数:1122ナイス

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ感想
質素な生活を貫き、国民から敬意をもって「ペペ」と呼ばれているムヒカ大統領(ウルグアイ)の2012年のスピーチ。「わたしたちは発展するために生まれてきたのではありません。この惑星に、幸せになろうと思って生まれてきたのです」。やさしい言葉に翻案されている絵本なので、まっすぐに心に届く。経済成長、この道をまっすぐとか言っている、自民党の議員連中に読ませたい。
読了日:7月1日 著者:


堕落論堕落論感想
7月のEテレ「100分de名著」で取り上げられると知って読んでみた。高邁な「理想」の軽薄さから「堕ちる」ことで人間は救われるとしているのだろうか。オンエアが楽しみになってきた。
読了日:7月1日 著者:坂口安吾


ちはやふる(31) (BE LOVE KC)ちはやふる(31) (BE LOVE KC)感想
全国大会。瑞沢は富士崎に惜敗。二連覇という夢を阻まれ、気落ちする部員たちを「終わりではない、もう1回かるたが取れる」と励ます顧問。千早たちが相対したのは、新を擁する藤岡東高校。三位決定戦で、千早は新と対戦することに。★根気強く粘り/やり続ける以外に/自分を変える道はない/人を変える道はない(富士崎高校顧問・桜沢先生)
読了日:7月2日 著者:末次由紀


弱いつながり 検索ワードを探す旅弱いつながり 検索ワードを探す旅感想
Twitterで「クソリプ」に絡まれているのを見ていて、何だか面倒くさそうな人だなあと思っていたけど、初めてその著作を読んでみて、いろいろと腑に落ちる点が多かった1冊。Kindleで読了。旅行者としての「無責任さ」、言語に対する「モノ」、必然に対する「偶然」「弱さ」などをキイワードとして、より自由に生き抜くための戦略について、見取り図を提示している。最近、ルソー関係の本を続けて読んでいたので、それとの関連で面白く読めました。
読了日:7月4日 著者:東浩紀


あさきゆめみし 1 完全版 (KCデラックス)あさきゆめみし 1 完全版 (KCデラックス)感想
大和和紀の『源氏物語』。藤壺、六条の御息所、夕顔、紫の君、末摘花らが登場。カラーページが再現されている「完全版」。Kindle無料にて。
読了日:7月5日 著者:大和和紀


幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII感想
前作『嫌われる勇気』から3年。哲人との「対話」を終えた青年は、教育の現場で煩悶していた。彼は哲人の部屋を訪ね、再びの対話が始まる。そこで話し合われたのは、「自立」と「愛」、「共同体感覚」などについてであった。「自立とは、自己中心性からの脱却」であり、一歩を踏み出すだけではなく、歩み続けることこそが大事であると説く。誰からも強制されえぬ「尊敬」と「愛」を生きる勇気を持ち、自他共の幸福を生きることの重要性を説いたものと思われる。前作と違って、一気に読むことができた。折にふれて、前作とともに再読していきたい。
読了日:7月6日 著者:岸見一郎,古賀史健


トニオ・クレエゲル (岩波文庫)トニオ・クレエゲル (岩波文庫)感想
うーん。こういうのは肌に合わないのかなあw
読了日:7月7日 著者:トオマス・マン

 


アトム ザ・ビギニング(1) (ヒーローズコミックス)アトム ザ・ビギニング(1) (ヒーローズコミックス)感想
「あの大災害」から5年経った東京-。街では多くのロボットが働くようになっていた。国立練馬大学に通う、若き日のお茶の水と天馬たちは、新世代AIの「ベブストザイン(自我)システム」を搭載したA106(エーテンシックス)を開発。それは驚くべき性能を発揮する。人気のロボレス大会に出場し、破竹の快進撃をしていく。決勝戦で残ったのは、A106と、Dr.ロロのマルスだった。しかし、そのマルスお茶の水の妹を襲撃した犯人なのかもしれない。マルスとの「対話」を試みるA106は?
読了日:7月7日 著者:手塚治虫,ゆうきまさみ,カサハラテツロー


正義について考えよう (扶桑社新書)正義について考えよう (扶桑社新書)感想
160708-09、図書館本をサクサク読んだ。ゲンロンカフェでの2回の対談に、新たに1回の対談を加える。正義が失われ、誰もが責任を回避している中で決定できなくなっているこの状況をどうするのか。リーダー不在でもやっていけることはあるが、マクロではそうもいかないことがある。国家と個人に全てを回収してしまうのではなく、「中間団体」を再構築することに希望をつないでいるように見受けられた。猪瀬さんの仕事について、東さんがあれこれと聞いているので、何度も著名が出てくるのは、まあ割り引いて考えないといけないかな。
読了日:7月9日 著者:猪瀬直樹,東浩紀


「あなた」の哲学 (講談社現代新書)「あなた」の哲学 (講談社現代新書)感想
最初の章で、森崎和江さんを引いて、身ごもった自分が語ろうとした時に、「わたし」では至らないところがあるというのには衝撃を受けた。「他者」が、他ならぬ「あなた」として立ち現われてくることについての考察、と思われたのだが、正直、よくわからなかった。
読了日:7月9日 著者:村瀬学


下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書)下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書)感想
もはや工業国でも成長社会でも、東アジア唯一の先進国でもなくなったことの「寂しさ」を抱えてしまった日本が、ゆっくりと「後退戦」を「勝たなくても負けない」ためにどうしたらよいのかを考えた著作である。人口減による地方の衰退に対して、「おもしろい」と思われる地域を作ることを提唱している。わかりあえないことを前提として、「対話」の空間としての「広場」をつくること、文化資本の一極集中を回避することへの試みの事例が挙げられている。猜疑心に満ちた社会を、寛容と包摂に満ちた社会へと変えていくための、文化立国宣言と思われた。
読了日:7月10日 著者:平田オリザ


国家を考えてみよう (ちくまプリマー新書)国家を考えてみよう (ちくまプリマー新書)感想
「怒涛」「圧巻」という言葉こそがふさわしい内容。「くに」という言葉の成り立ちや変遷から説き起こし、「政治」を考えることが面倒だけど重要であるかについて語っている。「国民の国家」の下であっても、「代表者」ではなく「指導者」が現れることがある、国家主義とは国家についての「不安」から生まれるといった、「いま」に対するアンチテーゼをたっぷりと含んでいる。「選びたい人がいない」に対して、「選びたいような人が生まれてくる世の中にする」「することがなくて暇だったら」そう考えることをおすすめするとしている点はお見事。
読了日:7月13日 著者:橋本治


学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)感想
学問こそが、個人と国の「身を立てる」基本だということを述べている。1872~76年に刊行されているので、140年前の本ということか。志を高く持つと同時に、地面に足のついた生き方をすすめていると思われた。福澤先生が身近に感じられることうけあい。
読了日:7月16日 著者:福澤諭吉


サバイバル宗教論 (文春新書)サバイバル宗教論 (文春新書)感想
この本は、2012年2-7月にかけて、主として臨済宗の僧侶を対象とした講演を基に構成されている。いつもながら、何でこんなこと知っているんだというほどの該博な知識に圧倒されてしまう。今回も、民族・国家・資本主義の成り立ちと行く末について論じながら、自発的に参加するアソシエーション型の中間団体としての宗教団体の重要性に言及している。この後、佐藤氏は創価学会を高く評価する著作を続けて出しているが、それもこうした一連の問題意識に連なっているのだろう。
読了日:7月17日 著者:佐藤優


そうだったのか!現代史 (集英社文庫)そうだったのか!現代史 (集英社文庫)感想
2000年に刊行されたものを、2007年に文庫化。2段組、400頁のボリューム。第二次大戦後の、イスラエル建国(1948)や冷戦の始まり(1946、「鉄のカーテン」)から、社会主義の終焉(1989、終結宣言)、EU(1991)などを18章で俯瞰している。これだけを読んで、わかったつもりになってはいけないのだろうが、せめてこれくらいは、という「最低限度」の基礎知識を、池上流でまとめたもの。人間をないがしろにするものに対しての、池上の静かな怒りが伝わってくる。9章までを年頭に読み、10章以降を7月に読んだ。
読了日:7月19日 著者:池上彰


アトム ザ・ビギニング(2) (ヒーローズコミックス)アトム ザ・ビギニング(2) (ヒーローズコミックス)感想
ロボレス大会の決勝戦で、A106はマルスと対話を試みていた。圧倒されるA106であったが、その刹那、マルスは戦いを放棄してA106が優勝する。その後、Dr.ロロの秘密の端緒を掴んだとした天馬たちは孤島へと向かう。そこで攻撃を受けた天馬たちを救ったのは、ノアを駆るブレムラーだった。さらに探索を進める天馬たちであったが、そこで見つけたものは、あの「5年前の大災害」の秘密だったのか??
読了日:7月21日 著者:手塚治虫,ゆうきまさみ,カサハラテツロー


図書館の神様 (ちくま文庫)図書館の神様 (ちくま文庫)感想
成り行きで高校の国語科講師になってしまった早川清は、これまた成り行きで文芸部の顧問となった。部員は三年生の垣内君ただ一人。一年間の「部活」を通じて、ゆっくりと清の心はおだやかになっていく。とりわけ、物語の最後に届いた手紙が清を励ます。▽「神様のいる場所はきっとたくさんある。私を救ってくれるものもちゃんとそこにある」。▽ただし、Amazonの紹介にあったような「傷ついた心を回復していく再生の物語」というのとは、ちょっと違うと思った。▽短編『雲行き』を付す。
読了日:7月21日 著者:瀬尾まいこ


不平等との闘い ルソーからピケティまで (文春新書)不平等との闘い ルソーからピケティまで (文春新書)感想
「平等」か「成長」かをめぐっての議論を、ルソーとスミスの過去にまで遡っての解明を試みたもの。すなわち、「不平等の起源は、社会を営んでいるそのことに内在する」とする、ルソー的スタンスと、「(市場に委ねれば)全体としての生産が向上し、(いわゆる)貧困層の生活水準が引き上げられる」というスミス的スタンスとの対比から、マルクス新古典派経済学を経て、近年の「不平等ルネサンス」とピケティの議論までを一瞥したもの。労作と思うのだが、いかんせん私の読解力がついていかなかった。捲土重来を期したい。
読了日:7月24日 著者:稲葉振一郎


誰でもできるロビイング入門 社会を変える技術 (光文社新書)誰でもできるロビイング入門 社会を変える技術 (光文社新書)感想
成功した、ないし成功しつつある5つの事例についてのケーススタディといった趣きである。この5つとは、1)自殺対策に関して、2)病児保育・待機児童問題に関して、3)いじめ対策に関して、4)児童扶養手当削減問題に関して、5)「性的マイノリティ」の人々に関して、のロビイングである。著者としては、ロビイングを特殊な活動としてではなく、政治に対しての重要なアクセス方法として提示したかったものと思われる。これからは、政治家・市民・メディアの分業と協業によって山積する社会問題に当たらなければならないと主張している。
読了日:7月24日 著者:明智カイト


アトム ザ・ビギニング(3) (ヒーローズコミックス)アトム ザ・ビギニング(3) (ヒーローズコミックス)感想
お茶の水たちは「5年前の大災害」の秘密にあと一歩のところまで迫ったが、施設の自爆装置が働き、大災害の秘密は海の藻屑と消えた。その後、佐流田博士に呼びだされたお茶の水たちは、研究室に向かう途中で、襲撃をうける。その窮地を、「大災害」を追うICEに属する佐流田の娘が救うが、襲撃の手はやまない。その襲撃者たちを、自己進化を遂げつつあるA106が迎え撃つ。襲撃者は、大災害を隠蔽しようとする者たちなのか?
読了日:7月27日 著者:手塚治虫,ゆうきまさみ,カサハラテツロー


たった2時間読むだけで字がうまくなる本 (宝島社新書)たった2時間読むだけで字がうまくなる本 (宝島社新書)感想
1/2くらい読んだところで、集中力が失せた。内容はいい本だと思う。「運動としての書写」を、科学的アプローチで分析していて、練習なしでうまくなることをうたった本。ゴルフ(はしたことないけど)のスイングを分解して、まず理屈を覚えることから入ろうとしているようなものか。機会があれば、最後まで読んでみたい。
読了日:7月30日 著者:阿久津直記


強運の持ち主 (文春文庫)強運の持ち主 (文春文庫)感想
営業職から転じて、ルイーズ吉田として占い師となった幸子さん。彼女の元を訪ねるお客やアシスタントとのお話し。ニベア/ファミリーセンター/おしまい予言/強運の持ち主の4編を収めた連作集である。「ニベア」や「ファミリーセンター」では、占ってもらいたいことの「種明かし」が読めてしまうのだが、ちょっといい話でうるうるしてしまった。「強運の持ち主」とは誰のことか? それは、読んで確かめてもらいたいと思う。
読了日:7月30日 著者:瀬尾まいこ

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